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プロフィール
HN:
華乃都(かのと)
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1985/09/25
職業:
船医
自己紹介:
このサイトは『レイアース』『デジモン』をメインとする二次元小説サイトです。原作や作品の関連団体とは一切関係ありません。
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本当はバレンタインも書きたかったんですが、出来なかったんで、せめてホワイトデーだけでも!!と書きました。遅れましたがf(^^;
風ちゃんがフェリオにバレンタインデーを渡している事を前提としたssです。
風ちゃんがフェリオにバレンタインデーを渡している事を前提としたssです。
愛を贈ります~2009.3.14~
「フウ、これから時間あるかな。」
「ええ、大丈夫ですわ。」
「よかった。」
フェリオは懐から封筒の様なものを取りだし、はい、と風に手渡した。
「これは…?」
糊付けされていない封を開けてみると、中にはセフィーロの文字で書かれた紙が一枚入っていた。
「チゼータから来た音楽団が今夜演奏会を開くんだ。一緒に行こう。」
「…フェリオがチケットを取ってくださったんですか?」
フェリオは風の発言した地球の言葉に一瞬首を傾げたが、「ああ、それの事か」と手にある封筒の中身を見て言った。
「この間、お菓子くれただろう?本当は何か贈り物にしようかと思ったんだけど、フウが音楽を好きだって言ってたから。」
だいぶ前の話だ。風すら、発言した事を忘れていたくらいに日常的な会話での事。
覚えていてくれた事実と素敵なプレゼントに嬉しくて、風は目頭が熱くなった。
フェリオは、あぁ、と困った声を出すと「泣 か な い、」と指で風の涙を拭ってから、ぎゅっと抱きしめた。ポンポンと背中を叩く。
「…ふと、思ったんだ。お前の事を考えながら選んだ贈り物も捨てがたいけど、同じものを見たり触ったり聴いたりするのもいいなってさ。」
「…はい。ありがとうございます。フェリオ。」
腕を弛めて見上げる風にそっと口付けると、ニッと笑って手を取り歩き出した。
「じゃあ行こうか。」
「で、でも、この服装では…」
「大丈夫、プレセアには声をかけてある。見立ててもらうといい。」
振り返って笑いかけるフェリオ。風は手を引かれながら、あまりの用意周到ぶりに驚き言葉を失ったが、すぐに嬉しくなって、繋いだフェリオの手にぎゅっと抱きついた。
君とすごす、ホワイトデー。
fin
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