PC閲覧推奨レイアース&デジモン二次創作小説blog。
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プロフィール
HN:
華乃都(かのと)
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1985/09/25
職業:
船医
自己紹介:
このサイトは『レイアース』『デジモン』をメインとする二次元小説サイトです。原作や作品の関連団体とは一切関係ありません。
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「ヤマトー雪合戦しようぜ!!」
飛び込んで来た人物と冷気にヤマトは眉間にしわを寄せた。
玄関でニコニコ笑っている太一の後ろには白い世界が広がっている。
「…イやだ。寒い。」
寒さで体を擦りながら部屋に戻ろうと後退るヤマトを、いいからーと太一が無理やり腕を引っぱった。
「~~~いい歳して雪に浮かれてんじゃねえ!!」
ヤマトは太一が引くより強く振り払う。
「大丈夫だって~♪『子供は虫の子♪』て言うだろ」
「『風』だ。バカ」
む~っと子供の様に膨れる太一。
背も伸びて、声も変わったというのに…こういうガキっぽい部分は変わってないな、とヤマトはため息をつく。
「とにかく、俺は行かないからな。大輔でも呼ん…」
「んじゃあ!!中で遊ぶー♪」
太一はヤマトの話を最後で聞かずに、突然ガバッと抱き付いた。
「うわっ!!ばっ…」
玄関が閉まる音と重なったゴンという鈍い音。
ヤマトは唸って後頭部を擦った。
「ってぇ~…お前なぁっ!俺を殺す気か!!」
床に体をあずけたまま、怒鳴るヤマトに、太一はキスを落とした。
「………」
一瞬の触れるだけのキスに、ヤマトの頭を擦る手も止まってしまう。
唇を離すと、えへへっと先ほどからの変わらないストレートな笑顔に照れた様子を隠しながら、太一は上からヤマトを見て言った。
「ヤマトが死んだら俺も死ぬよ♪」
「………」
…こいつは…救いようもないバカだ。
でも…―
ヤマトは後頭部にあった手を額に移動させて、はぁと一段と大きなため息をついた。
…その言葉に嬉しいと感じてしまう自分は、大バカだ…。
ヤマトも顔を赤くした。
晴れの日でも雪の日でも二人でいよう。
一緒ならば冷えた心も体も暖かくなるのだから。
fin
玄関でニコニコ笑っている太一の後ろには白い世界が広がっている。
「…イやだ。寒い。」
寒さで体を擦りながら部屋に戻ろうと後退るヤマトを、いいからーと太一が無理やり腕を引っぱった。
「~~~いい歳して雪に浮かれてんじゃねえ!!」
ヤマトは太一が引くより強く振り払う。
「大丈夫だって~♪『子供は虫の子♪』て言うだろ」
「『風』だ。バカ」
む~っと子供の様に膨れる太一。
背も伸びて、声も変わったというのに…こういうガキっぽい部分は変わってないな、とヤマトはため息をつく。
「とにかく、俺は行かないからな。大輔でも呼ん…」
「んじゃあ!!中で遊ぶー♪」
太一はヤマトの話を最後で聞かずに、突然ガバッと抱き付いた。
「うわっ!!ばっ…」
玄関が閉まる音と重なったゴンという鈍い音。
ヤマトは唸って後頭部を擦った。
「ってぇ~…お前なぁっ!俺を殺す気か!!」
床に体をあずけたまま、怒鳴るヤマトに、太一はキスを落とした。
「………」
一瞬の触れるだけのキスに、ヤマトの頭を擦る手も止まってしまう。
唇を離すと、えへへっと先ほどからの変わらないストレートな笑顔に照れた様子を隠しながら、太一は上からヤマトを見て言った。
「ヤマトが死んだら俺も死ぬよ♪」
「………」
…こいつは…救いようもないバカだ。
でも…―
ヤマトは後頭部にあった手を額に移動させて、はぁと一段と大きなため息をついた。
…その言葉に嬉しいと感じてしまう自分は、大バカだ…。
ヤマトも顔を赤くした。
晴れの日でも雪の日でも二人でいよう。
一緒ならば冷えた心も体も暖かくなるのだから。
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